骨粗鬆症が起きるメカニズムの一端を、科学技術振興機構と東京大の研究チームが世界で初めて突き止めました。
そのメカニズムは、女性ホルモンが、骨を壊す細胞(破骨細胞)の自殺を促し、骨の量を保つ働きがあるが、閉経に伴い女性ホルモンが減少した女性は、この結果、骨粗鬆症にかかりやすくなるということです。
研究チームは、破骨細胞の内部にあって女性ホルモンのエストロゲンが取り付く受容体という部分に注目。雌マウスを遺伝子操作して受容体をなくすと、通常のマウスより破骨細胞が増えて骨の破壊が進み、骨量は約5%落ちた。さらにエストロゲンを投与すると、通常のマウスは破骨細胞の自殺を促すたんぱく質の量が増えたのに、エストロゲンの受容体をなくしたマウスに変化がなかった。
厚生労働省の2005年10月の調査では骨粗しょう症で入院・治療している患者は推計で約45万人で、そのうち女性は約43万人。女性患者の87%が65歳以上で、閉経後の女性が圧倒的多数を占めている。このように、この結果は、将来的に、骨粗しょう症の方にとって明るいニュースとなりそうです。
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